ChatGPT ArchiveExporter β 利用マニュアル
対象: 0.8.25 β / 更新日: 2026-09-28 / 作者: doku-kinoko
ChatGPTで開いている会話の選択中の分岐を、本文・取得できた添付・取得状況と一緒にPCへ保存する拡張機能です。複数の保存ZIPを、共通索引付きのZIPへまとめることもできます。OpenAI、Google、Microsoftが提供・承認する公式製品ではありません。
利用前に
- 対象はWindowsのデスクトップ版Chrome・Microsoft Edgeと、ブラウザー版ChatGPTです。Manifest上のChrome下限は120です。すべての版・OSでの動作を検証したという意味ではありません。
- ChatGPTへのログインが必要です。本拡張専用のアカウント、APIキー、Windows補助プログラムは不要です。
- このβ版は実環境での受入確認が継続中です。Work・モデル固有の互換性、取得元の全情報の網羅性、大容量の現行保存方式は未検証です。
- 元会話を削除する前に、保存した本文と必要な添付を自分で開いて確かめてください。ZIPの検証成功は、元会話が完全に取得できたことの保証ではありません。
- 会話表示・更新時にはトークン概算のために会話データを取得します。PCの指定フォルダーへの保存と添付取得はエクスポート操作で開始します。
インストール
初めての方は、追加から保存までの手順をご覧ください。ストア版はChromeウェブストアから導入します。更新後はChatGPTページを再読み込みして、バーの版番号を確認してください。0.8.25 βでは下記の画面構造への対応を追加しています。展開済み拡張を使う場合は、配布ZIPを展開したフォルダーを読み込み先に指定し、拡張機能一覧とChatGPTページを再読み込みします。
| ブラウザー | 配布方法 | インストール後 |
|---|---|---|
| Chrome | Chromeウェブストアの掲載ページ | 拡張機能一覧から必要に応じて固定する |
| Edge | Chromeストア版をEdgeへ追加する手順を参照。独自ストア版は未公開 | 拡張機能一覧から必要に応じてツールバーに表示する |
限定公開は検索結果などへの掲載を抑える方式で、招待者だけに利用を制限する認証機能ではありません。URLを知る人はインストールできるため、共有先は配布者が選んでください。
導入後はChatGPTのページを再読み込みします。開いていたページに拡張が表示されない場合は、ブラウザーの拡張機能設定で本拡張が有効か、ChatGPTでのサイトアクセスが許可されているかを確認します。
開発版からストア版へ移る場合
展開済みの開発版、Chromeストア版、Edgeストア版では拡張IDが異なる場合があります。設定と保存先の権限は別管理になり、自動移行できない場合は再設定します。過去の会話ZIPとフォルダーはそのまま保管してください。
同じChatGPTページで開発版とストア版を同時に動かさないよう、片方を無効にします。ChromeとEdgeから同じ保存先へ同時に上書きしないでください。ブラウザーごとに別の保存用フォルダーを用意すると管理しやすくなります。
最初の設定
- 拡張機能のポップアップから設定を開きます。
- 「保存先を選択」で、会話を保管する専用フォルダーを選びます。例: ドキュメント内の「ChatGPT保存」。デスクトップ直下などブラウザーが保護する場所を選べない場合は、専用の子フォルダーを作って選びます。
- 書き込み許可を求められたら、選択したフォルダーを確認して許可します。
- 必要に応じて言語、バーの表示、目安上限、引き継ぎ文書への追記を設定します。
- 「設定を保存」、または「設定を保存して閉じる」を押します。
保存先の選択はその場で記憶されます。「保存先のフルパス(表示用)」は任意です。入力しても実際の保存先は変わりません。実際の保存先を変更するときは「保存先を選択」を使います。「閉じる」だけでは、言語や追記など未保存のフォーム変更は保存されません。
初期値は、言語がブラウザーに合わせた日本語または英語、バー表示が有効、目安上限が未設定、追記が空です。
0.8.25では、2026-09-28に確認したChatGPTの画面構造に合わせ、バーを左サイドバーの右側へ配置し、本文・入力欄・モデルと推論設定の検出を更新しました。Instant等の選択名はそのまま表示し、Chat/Workの明示根拠がない場合は「不明」のままです。会話データの検証に失敗した場合は「計測できません」となり、詳細の「情報を再取得」で再試行できます。Chrome・Edgeの合成画面と、再読み込み後のログイン済みEdgeの実画面で、集計・詳細取得・バー配置の復旧を確認しました。実ChatGPTからWindowsフォルダーへの保存は今回未実施です。
会話を保存する
- 保存したいChatGPT会話を開き、保存対象の回答分岐を選びます。
- 回答の生成が完了するまで待ちます。
- 上部バーのエクスポートボタンから抽出画面を開きます。
- 会話と保存先の表示を確認します。権限が失効していれば再許可します。
- 「抽出を開始」を押します。会話と取得可能な添付がブラウザー内の一時領域へ準備されます。この段階では指定フォルダーには書き込みません。
- 取得状態と警告を確認し、「抽出をダウンロード(このウィンドウは抽出後自動で閉じます)」を押します。
- 書き込みと検証に成功すると抽出画面が閉じます。保存先をエクスプローラーで開き、本文と必要な添付を確認します。
抽出中は元会話の切替・編集・新規送信を避けます。会話や分岐が変わると、別の内容が混ざらないよう処理を停止します。保存先を自動でエクスプローラーに開く機能はありません。
保存されるもの
保存先直下にスレッド名のフォルダーが作られ、次のファイルが入ります。
| ファイル | 用途 |
|---|---|
00_README.md |
取得日時、会話・保存ID、状態、読む順序 |
01_handoff.html |
新しい会話へ引き継ぐ際の読み取り依頼 |
02_MESSAGE_INDEX.md |
メッセージ一覧と本文への参照 |
03_ACQUISITION.md |
取得不足・変換・確認範囲の説明 |
conversation.md / conversation.json |
本文と構造化された会話情報 |
attachments.md |
添付の一覧と取得状態 |
capture-audit.json / manifest.json |
本文・構造の照合結果と収録情報 |
_attachments/ |
取得できた添付ファイル |
識別名付きの .zip |
上記9文書と添付をまとめた会話ZIP |
result.json |
フォルダーへの保存結果 |
_history/ |
再保存前の会話ZIPと結果記録 |
ZIP名にはタイトル、会話IDの先頭、UTC取得日時、保存IDの先頭が含まれます。個別ZIPにはZIP自身、result.json、_history/は入りません。エクスプローラーの「すべて展開」等でZIPを開き、conversation.mdと必要な添付を確認できます。
状態と警告の読み方
| 状態 | 意味と次の操作 |
|---|---|
成功 / success |
取得した対象の処理とZIP検証が成功。元の全情報の網羅性は別途確認する |
一部未取得・本文要確認 / partial |
添付の取得失敗、公開性未確認、伏せ字などがある。取得記録・添付一覧を読む |
失敗 / failed |
保存を完了できていない。理由を確認し、画面を閉じる前に再試行する |
中止 / cancelled |
処理を中止した。保存先へ書き込み中だった場合は復旧の状態を確認する |
内部推論や非公開と判定した情報は保存対象外です。公開性を確認できなかった要素の件数は、「公開本文がその件数分欠けた」と確定した値ではありません。引用の対応が不明な場合は未解決のまま記録します。
認証値らしい文字列は伏せ字の対象になりますが、完全な機密情報除去を保証するものではありません。添付のファイル内容を一律に匿名化する機能もありません。共有前に本文と添付を見直してください。
再保存と履歴
同じ会話・同じタイトルのフォルダーは最新結果で更新されます。更新前のZIPとresult.jsonは_history/へ残ります。今回取得できなかった添付が最新側からなくなっても、前回ZIPに入っていれば履歴から取り出せます。履歴は自動削除されません。
同名の別会話は連番フォルダーになり、改題後は新しい名前のフォルダーへ保存します。手動で追加したファイルは保持し、新しい出力と衝突する場合は停止します。旧ZIPの破損や履歴作成失敗でも更新を止めます。
書き込み失敗・中止時は元データの復旧を試みます。復旧が終わっていない間は、拡張の削除やブラウザーのデータ消去を行わず、同じブラウザーで保存先を再許可して再試行してください。
複数ZIPをまとめて引き継ぐ
- 拡張のポップアップで「ZIPをまとめて引き継ぐ」を開きます。
- ArchiveExporterで保存した個別の会話ZIPを複数選びます。
- 会話一覧、取得状態、完全一致の重複、同じ会話の別保存回を確認します。
- 任意で引き継ぎの目的を入力します。
- 「まとめZIPの保存先を選ぶ」を押して保存します。
- 新しい会話へ自分でZIPを添付し、「00_README.mdから読み、確定事項・提案・未解決事項を出典付きで整理してください」と依頼します。
形式2・3・4の個別会話ZIPを読み取れます。一般のZIPや作成済みのまとめZIPを再入力する機能ではありません。入力は最大100 ZIP、各20,000エントリー、解析する各テキストは64 MiBまでです。元ZIPは変更しません。自動要約・自動アップロードは行いません。引き継ぎ先サービスのファイル制限や読了範囲は別途確認してください。
トークンメーター
選択中の分岐の公開本文を取得・検証して概算します。画像や添付の内部、非公開処理は含みません。取得できない場合は「計測できません」等を表示し、画面に見える一部だけを全量として表示しません。
20万未満は緑、20万以上は黄、23万以上は赤、25万以上は濃赤です。この色は運用上の目安で、OpenAIの公式上限や欠損の確定判定ではありません。目安上限を設定すると割合の計算に使われます。モデル・Chat/Work・推論設定は根拠を取得できた範囲で表示し、不明なら不明のままです。
困ったとき
| 表示・症状 | 対処 |
|---|---|
| バーがない、更新前の版が出る | 拡張の有効状態とChatGPTへのアクセス許可を確認してページを再読み込みする |
| 生成完了待ち・集計中 | 回答完了を待ち、詳細の「情報を再取得」を試す |
AUTH_FAILED、401/403 |
ChatGPTにログインし直してページを再読み込みする。認証値を報告に貼り付けない |
| 添付の404・取得失敗 | 元のChatGPT画面からもダウンロードできるか確認する。期限切れ・取得不能な添付を拡張が必ず復旧できるわけではない |
DESTINATION_UNVERIFIED |
現行版が許可していない取得先。警告を確認し、必要なら元サイトから手動で保存する |
| 保存先の権限が必要 | 「再許可」または保存先の選び直しを行う。表示用パスの書換えだけでは解決しない |
CONTENT_MISMATCH、分岐変更 |
会話の生成・編集を止め、対象分岐を開き直して再抽出する |
RECOVERY_REQUIRED等 |
同じブラウザーで保存先を再許可する。復旧前に拡張や一時データを消さない |
COLLECTION_LIMIT、容量不足 |
入力ZIPを分け、PCとブラウザー一時領域の空きを確認する |
不具合を配布者へ報告するときは、拡張版、ブラウザー版、Windows版、操作手順、エラーコード、実際と期待の違いを記載します。個人の会話ZIP、Cookie、トークン、署名付きURLをそのまま送らず、まず個人情報を除いた説明で報告してください。窓口はsupport@dokurock.infoです。サポート・FAQも参照してください。
データの保管と削除
設定と保存先情報はブラウザーの拡張領域、準備中のデータと復旧用退避はブラウザーの一時保存領域、完成したファイルは選択フォルダーに置かれます。ZIP・展開本文には拡張独自の暗号化を施しません。必要に応じてOS側の暗号化やアクセス制限を使ってください。
拡張を無効にすると新しい取得・保存を止められます。設定等の拡張領域を消す場合は、保存・復旧が完了した後で、ブラウザーの拡張データ削除または拡張の削除を行います。保存済みのZIP・添付・履歴は自動では消えません。不要な保存フォルダー、別途コピー、バックアップは自分で削除します。クラウド同期フォルダーを選んだ場合は、そのサービス側のコピーとごみ箱も別管理です。
詳しいデータの取扱いはプライバシーポリシー、保存形式と制限は引き継ぎガイドを参照してください。